武田家の忍者たちから命を狙われながらも、城持ちになることを望み、さすらいの旅を続ける若き忍者を主人公に、種子島(鉄砲)300丁を巡る木下藤吉郎、武田忍者軍団、村上水軍、山賊、馬借(運送屋)らの争奪戦を描くアクション時代劇。佐野健と関沢新一と岡本喜八が共同で脚本を執筆、岡本喜八が監督した時代劇アクション。撮影はコンビの逢沢譲。
監督:岡本喜八
出演:加山雄三、中谷一郎、佐藤允、長谷川弘、田崎潤、星由里子、中丸忠雄、水野久美、滝恵一、江原達怡、砂塚秀夫、天本英世、二瓶正也
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戦国野郎 (1963)のストーリー
時は戦国、武田勢の冷酷無残な仕打ちに愛想をつかした若き忍者、越智吉丹(加山雄三)は、一国一城の主の夢を抱き、諸国をさまよったが、この吉丹を、武田随一の忍者の雀の三郎左(中丸忠雄)がつけ狙っていた。三郎左とは別に吉丹を狙っていた銅子播磨(中谷一郎)と吉丹は、ふとめぐりあった山猿のような田舎武士(佐藤允)にすすめられ、馬借隊の群に身をかくすこととなった。馬借隊とは、有吉宗介(田崎潤)を隊長に、お磯ことさぎり(星由里子)が指揮し、米や塩をはこぶことを職業としていた。この馬借隊に当時の最新式武器“種ケ島”の運搬をたのみに来たのが例の田舎武士、実は織田家の家臣木下藤吉郎だった。藤吉郎のたくみな弁説に有吉の一党はこの運搬をひきうけた。また藤吉郎は村上水軍の参謀百蔵(滝恵一)と滝姫(水野久美)を口説きおとしてこれまた運搬をやくそくさせた。種ケ島が運び込まれた日、村上水軍の船に武田の忍者が襲いかかったが、荷の中味は石コロだった。一方、有吉の一党も荷をつんで出発した。これを追う武田の忍者たち、そして更にだまされたと知ってこれを追った村上水軍たち。随所ではげしい戦いが展開され、ついに武田の忍者のため全滅しようという時、蜂須賀小六(長谷川弘)をひきいた藤吉郎が現われた。そして荷の中味はニセモノで、ほんものはすでに小六たちが運んだという。これを知った吉丹は藤吉郎のとめるのも聞かず、さぎりとともに平原のかなたに消えていった。

